こんにちは!
神奈川県のレンタルカートコース場 湘南シーサイドGPのスタッフ岡田です。
今回はレンタルカートの構造(しくみ)のお話です。
レンタルカートのテクニック“インリフト”は自然にできる!?
カートに興味を持ち、速さを求めて練習しているときに、きっと耳にするはずのキーワード『インリフト』。
コーナーリング中のイン側のリアタイヤをポンポンと浮かせて、旋回しやすくすると言うテクニックですね。
カートのリアタイヤは一本のシャフト(棒)で左右がつながっています。この作りではコーナーリング時に移動距離の差により発生する内側と外側のタイヤの回転数の差を吸収できずに基本的に曲がりにくいのです。そこで必要なのが、回転差をタイヤを浮かせ空転させて逃がすインリフトです。
なかなか上手くインリフトできないとか、インリフトさせる練習としている、というお話をよく聞きます。
では下の写真を見てください!
ハンドルを右に切っている状態のアウト側のフロントタイヤですが、浮いています。
これは特別持ち上げているわけではなく、ただハンドルを切っているだけです。
キャスター角というフロントタイヤの取り付けのセッティングにより自然と持ち上がるのです。
この現象をふまえ、コーナリング時を考えてみましょう。
ブレーキで減速し、前のめりの状態でハンドルを切ります。写真のように外側のフロントタイヤには持ち上がる力がかかりますが、ブレーキによる前加重でそれは抑えられてしまいます。
抑えられた力はどこへ逃げるかと言うとシーソーのように対角のリアタイヤを浮かそうとします。対角のリアタイヤつまりはイン側のリヤタイヤが浮きます。インリフトですね!
実はインリフトは自然におきているのですね。
これを無理やりやろうとする方が不自然になり、結果的には速さを発揮できなかったりします。
ブレーキングで前加重をつくり適切にハンドルを切る。
基本的ですがやはりこれが適切かと思います。
しくみがわかると最適な走り方を考えやすいと思いますので是非練習の参考にしてみてください!
コースにお越しの際は止まっているカートのハンドルをクイクイしてみてくださいね♪